一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
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りんごの絵、と言われれば、おそらくこれが一番有名じゃないかという作品のご紹介。
前回印象派の画家さんの紹介でしたし、流れもばっちりです(笑)
「りんごの絵で、近代絵画に革命を起こした」その人、ポール・セザンヌ(後期印象派)です

☆ポール・セザンヌ作「りんごとオレンジのある静物」(1895-1900年)
apple9.jpg



☆ポール・セザンヌ作「リンゴの籠のある静物」(1890-1894年)
apple10.jpg




「りんごの絵でパリを驚かせたい」と語っていたといわれるセザンヌ。
その言葉どおり、パリどころか、世界中が驚き、その後の近代絵画に大変な影響を与えました。
これまでの静物画とこの作品との違いは、私レベルでは、まだ語れないと思われます(汗)

まぁ、ざっくりと、この絵の技法について解説するのなら、こんな感じかな ↓
「通常絵画においては、作家(鑑賞者)からの視点1点のみですが、上述の作品は、モチーフであるリンゴが、複数の視点を持って描かれています。複数の視点を持つ絵を1枚の作品としてまとめるために、画面の再構築(りんごの配置、布等の活用)が細密に行われ、堅牢な画面作りがされている、まさに革命的な作品」
この再構築の作業と、セザンヌの提唱した理論を純粋に追随した画家がピカソなどのキュビズムだと思います。


、、、と、どんどんと技法的なことが続いてしまいますが、
このブログ、絵画にまつわる物語を楽しみたいと思っておりますので、以下こんなお話を。


★セザンヌがリンゴをモチーフとして選ぶ理由
 (※上述の作品以外にもセザンヌはりんごを頻繁に描いています)
≪セザンヌは、後に自然主義文学の作家として大成するエミール・ゾラと幼なじみ。ゾラは、いじめられっこ。それをいつもセザンヌがかばっていたのですが、あるとき、ゾラをかばったために、今度はセザンヌが少年たちに殴られるという事件が起きる。これに心を痛めたゾラは、次の日、大きなカゴにいっぱいのリンゴを、セザンヌに贈る。セザンヌにとって、りんごは友情の証なのだ。≫

後々、この記憶こそが執拗にりんごを描く理由であると、本人が言っていたそう。




話は変わりますが、こんな作品も。

☆モーリス・ドニ作「セザンヌ礼賛」(1900-1901年)
apple11.jpg


真ん中のイーゼルにセザンヌのりんごの絵が架けられ、その周りを画家たちが取り囲んでいる様子です。一番左はオディオ・ルドン、隣はゴーギャン。そしてその他大勢(はしょってスイマセン。。。)。
後期印象派、ナビ派、象徴主義などなどの画家さんが一同に集まっていることで、
この絵では、狭義の意味での礼賛を讃えているのではなく、
近代絵画全体における発展への寄与に対する、広義の意味の礼賛が込められている、ということが見てとれます。



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