一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
19世紀後半に活躍したオランダの画家、ヨゼフ・イスラエル。
「落穂拾い」で有名なミレーのような静謐な敬虔な風景画や室内画などを残しています。

☆ヨゼフ・イスラエル「海のこどもたち」(1872年)

beach4.jpg

子ども達が小さな船で遊んでいる様子が描かれています。

ワイドな横長の画面に水平線、波、浜辺が直線で画面を突き抜けており、
子どもたちの動きもまるで時間が止まったかのように固まっているため、
主題の割りにとても静かな印象を受けます。
静かな波の音が聞こえてきそうですね☆



またこの作家さん、海で「待つ」というポーズを好んで描いていたようです。
画質が悪いですが2枚ご紹介しておきます

☆ヨゼフ・イスラエル「待つ」

beach6.jpg


☆ヨゼフ・イスラエル「Anxiously Waiting」

beach5.jpg
(題名は「身を案じて待っている」というような意味です)



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