一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
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☆ジョン・エヴァレット・ミレイ作「ブラック・ブランズウィッカー」(1860年)
paintingInArt4.jpg


出兵前の騎士とその恋人を描いた作品。

画中画はダヴィッドの「サン・ベルナールを越えるナポレオン」の版画です
参考:ジャック・ルイ・ダヴィッド作「サン・ベルナール峠を越えるナポレオン」(1801年)
Louis-David5.jpg

タイトルの「ブラック・ブランズウィッカー」は、
ナポレオンの支配に対抗する戦争(ワーテルローの戦い)に集まった志願兵のことで、
長い戦いによる犠牲者の喪に服して黒色の制服に身を包み、
銀色の髑髏マークのバッジを帽子につけていました。


女性は志願兵の恋人で、ドアの外へ出ようとする男性を
ドアノブを握って制止しています。
腕には赤いリボンがつけられており、これは男性の足元にいる犬のリボンと呼応しています。
※「犬」は男性への貞節を示す象徴物です

美しいサテンのドレスの描写が見事ですね。
また、白と黒の対比によって男女の心のすれ違いを演出しています。


ちなみに
ブラック・ブランズウィッカーは、大半が戦争で命を落としていますので、
これが最後の別れ、、、と余計に感傷的な光景に見えます。


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