一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
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山羊座の由来はこちらの記事

牧神パンは、その音楽の腕前の高さから、
太陽の神であり芸術の神のアポロンと演奏の腕比べをします。

☆Hendrik de Clerck作
「アポロンとパンのコンテスト、あるいはミダスの懲罰」(1620年頃)
zodiac2.jpg



真ん中でバイオリンを弾いているのがアポロン、
アポロンに話しかけているのが知恵と学芸のの女神ミネルバ(アテナ)。
 ※ミネルバは話にはあまり関係ありませんが、芸術関係の女神でもあるので描かれたと思います
アポロンの向かって右には、コンテストの審査を任された山の神トモロス。
隣の耳がロバっぽくなっている人がミダス王、
さらに隣で手を挙げ片手でシュリンクス(笛)を持っている半獣の人物が牧神パンです。
手前の女性たちは、アポロンの従者である芸術の女神ムーサ(ムーサについてはこちら

神々が見守る中コンテストがにぎやかに行われている様子。


せっかくですので、山羊座とは直接関係ないですがミダスのお話もご紹介。
ミダスは一国の王。酒神バッコスを手助けした礼として、どんな望みでも叶えてもらえることとなる。ミダス王は、触れたものを黄金に変える力を望んだ。
始めはその能力を自慢していたが、食べ物や飲み物、さらに自分の娘まで黄金に変わってしまったことで、この能力を嫌い、バッコスに頼んで元に戻してもらい、田舎に引っ込み、牧神(田園の神でもある)パンの崇拝者となる。
ミダスはある日、芸術の神アポロンと牧神パンの音楽コンテストにたまたま遭遇する。
パンの熱心な崇拝者であるミダスは、パンの笛の音を賞賛しアポロンよりも優れているとしたため、アポロンが怒り、彼の耳をロバにしてしまった。(ちなみに審査の結果はアポロンの勝利)
ミダスは自身のロバの耳を隠そうと繕ったが、彼の理髪師だけは秘密を知ってしまう。口外するなと言われたが、我慢できず、ついに理髪師は地面に穴を掘って「王様の耳はロバの耳」とささやくと、群生していた草がそれをおしゃべりし始め、家来に伝わってしまう。ミダスは理髪師を殺そうとしたが、考えを改めたことで、アポロンからもようやく許しを貰えて普通の耳に戻った


というお話。(長くてすいません)
イソップ物語の「王様の耳はロバの耳」の元のお話です。
こちらのお話は、牧神パンが一切登場しないバージョンのお話もあります
(その場合、黄金が大好きなミダスがアポロンの悪口をいってロバの耳にされるというもの)

ご紹介作品は、そんな一場面を忠実に再現しようとしていますね★
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