一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
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☆ボッティチェリ作「ヴィーナスと3美神から贈り物を授かる若い女性」(1485年頃)
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左側にいる4人がヴィーナスと3美神、右側の赤い服の女性が人間といわれています。

実はこの作品は赤い服の女性の夢の中の出来事が描かれた作品。
だから、赤い服の女性は、左側の神様たちの遥か彼方を見ているように描かれています。

女神の姿とは「愛の寓意」であり、
神によって女性に愛が授けられるている場面なのです。


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メインカテゴリ:ヴィーナス

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ヴィーナスは侍女として三美神と呼ばれる3人の女性を従えていました
三美神は3人姉妹で、エウプロシュネ(歓喜)、タレイア(花の盛り)、アグライア(輝き)です。



☆ジャック・ブランシャール作「人間に驚くヴィーナスと三美神」(1631-1633年頃)
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エロス(ヴィーナスの息子で英名キューピッド)が画面に描かれていることからヴィーナスと、三美神を描いたとされています。
とーーーってもけだるそう。
人間に見つかるようなところでこんなお昼寝をしている
でも、ヴィーナス特有のくねらせたS字ラインが強調されています。題名は人間に驚く…とありますが、誰も驚いてないように見えます。
というか、むしろ女神に驚く人間ですね。



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☆ルーベンス作「ヴィーナスとマルスとクピド」
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ルーベンスが描く、独特のふくよかな体をしたヴィーナス。
そして、ヴィーナスの足元に持物の弓矢を置いて、母親の腕を引っ張るエロス。
ヴィーナスのこの「乳房から乳をだしている」ポーズは、「慈悲」や「温和」を意味しています。

エロスの奥にはマルスの姿。
背後に存在感を放つ、燃えるような赤色のカーテン(?)が、彼の気性の激しさを表していて、
幸せな親子の愛と対照的な描写です。

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パオロ・ヴェロネーゼ作「Mars and Venus United by Love」(1570年)
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ルネサンス期に活躍した作家さんの描くビーナスとマルス。

2人の足を布で結び付けているエロス(クピド)がなんともかわいらしいです
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とはいえ、ヴィーナスは、鍛冶神ヘパイストスと結婚しているため、
実はこれは不倫の現場。
穏やかな気分になってはいけませんが、、、
エロスの無邪気な笑顔が、この場を和ませているように見えますw

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ヴィーナスの仕事は、人の愛欲を掻き立てること。自身もたくさんの浮名を流しました。
最も有名な愛人の一人が、マルス(戦場での狂乱や破壊を司る神様)。
(ちなみにヴィーナスとは兄弟です。
ギリシャ神話の特に創世記は、兄弟、親子、関係なく結婚したり恋愛したりします。)

☆サンドロ・ボッティチェリ作「ヴィーナスとマルス」(1483年)
ヴィーナスとマルス


普段気性が粗くて他の神々からも嫌われていたマルスが、愛人の前で、くつろいで寝ている姿、とそれを見るヴィーナス。
絵の意味的には戦いは愛によって穏やかになるというところ。素敵ですね。
周りにいる子供達は、半身半獣のケンタロウウスで森の精。

穏やかな時間を感じる作品で、個人的にとても好きです。
元々、この絵を描かせた依頼主は、寝室に飾るために描かせたのだとか。

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少し横道にそれるかもしれませんが、今回のご紹介はこちら

☆藤田嗣治「花の洗礼」(1959年)
藤田



ヴィーナスと、いうタイトルではないですが、この作品、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」を大変強く連想させるなぁと思って掲載してみました。
恥じらいのポーズや、バラではないけれど、花びらが舞っている様子などなど。

作家の藤田さんは、ヨーロッパに渡って最も成功したといわれる日本人画家。
レオナール・フジタという名前も持っています(キリストの洗礼を受けて)。



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ヴィーナスが描かれた作品を鑑賞するとき、
やはり、「美の女神」たる、その容姿の美しさに目を奪われがちですが、
↓の作品は一味違います

☆ルドン「ヴィーナスの誕生」(1912年)
ルドン


これまでのヴィーナス誕生シリーズとは明らかに一線を介すルドンのこの作品。
ヴィーナスの外見的な美しさではなく、
「生命が誕生する」という、幻想的で神秘的な瞬間を描こうとしたのではないでしょうか。

青色とオレンジ色という補色(=真逆の色)を効果的に配することによって
貝や空が光り輝いて見えとても美しいですね。




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<ビーナスはウラノス(天空の神)の男性器にまとわりついた泡(アプロス、aphros)から生まれたとされており、泡や海から誕生するという絵画が多い>

と以前書いたのですが、もう少し詳しく書きますと、
ウラノスは自分の子供にに男性器を大鎌で切られ、
それが海に落ちたときに発生した泡からヴィーナスが生まれました。
ウラノスは、気に入らない子供を次々と勝手に捨てていたのですが、
それに腹を立てたウラノスの奥さんのガイア(大地の女神)が、
子供(クロノス)に男性器切らせたのです。。恐ろしい。。。


☆ギュスターヴ・モロー「アフロディテ」(1870年)
アフロディテ


さて、絵のご紹介。前回ご紹介したのはテンペラ画、油彩画でしたが、これは水彩画。
モローは油彩も水彩も素晴らしい作品を残しています。
まわりの海と空の明度を下げることで、ヴィーナスの肌が白く輝いて見えます。

足元にいる天使(息子のエロス、、、?)が松明を持っていますが、
ギリシャ神話において、松明は、「生命の象徴」とされている上に、
ヴィーナスと描かれるときは、「愛の炎の象徴」となります。
「愛の神の誕生」という場面にふさわしいですね☆

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