一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
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10月、冬の気配もそこまできているかもしれませんが、一応「秋」ということで、
秋といえば、芸術の秋。

ということで、「芸術」そのものを描いた作品をご紹介。

「芸術を描く」とは「芸術という概念を描く」みたいなことで、
芸術の寓意、もしくはアレゴリーというタイトルがつけられた絵が多いですです。

※寓意=ある意味を、直接には表さず、別の物事に託して表すこと。

といっても抽象的なものではなくて、実際に芸術活動をしている様子が描かれいるので、
難しいことはございませんが☆


☆ヨハネス・フェルメール作「絵画芸術の寓意」(1666-1668年)
allegory1.jpg



芸術の寓意といえばこの作品でしょう!(と私は勝手に思います)
タイトルは「絵画芸術」とか「絵画芸術の賞賛」とかも言われます
ヒトラーが所持していたことでも有名な絵画。

なんだかwikipediaに詳しく載っていたので、よろしければこちらをご覧ください

描いているモデルの女性は、芸術の寓意。
それは、手にしたラッパや、頭に載せている月桂樹などが、神格化させているからです。
また、この女性の纏っている衣に使われている青色は、
ラピスラズリという石から作られた、大変高価な絵の具の色。
そんな高価な色を使っていることからも、この女性に特別な意味を与えているのではないかと考えられています。

と、色々と語るよりも、とにかくずっと見ていたくなるような作品。
細部にわたっての質感表現、微妙な明暗の階調、、、静謐な空気感。

大変人気がある作品ですし、フェルメール自体も日本で相当人気があるのも頷けます。


拡大図も載せておきますv
(※女性の肩の付近の地図に作家のサイン[Vermeer]が入っています。わかりますか??「V」はわかるかも。クリックして拡大してご覧くださいね。)
allegory2.jpg
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☆ギュスターヴ・クールベ作「画家のアトリエ」(1854-55年)
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画家のアトリエ、というタイトルは、自画像的な意味を示す作品が多いのですが、
この作品はタイトルに「「私のアトリエの内部、わが7年間の芸術的な生涯を要約する現実的寓意画」という言葉が続いたというので、描き手の意図としては完全に寓意画のようです。


そもそも、不思議なことに、真ん中のクールベ本人、裸婦のモデルではなく風景画を描いています↓
allegory4.jpg

つまり、これはモデルさんじゃなくて、何かを象徴しているもの(真実の象徴ともいわれています)とわかります。

wikipediaに、この作品についてこう書いてありました
【画中に描かれた人物たちは、全員が何らかの「寓意」を表しているとされ、おおむね画面の向かって右半分はクールベのレアリスム絵画を理解し支持する人々のグループであり、画面左側の人々は、クールベの芸術を理解しない不幸で悲惨な人々だと理解されている。】

うーん、この絵を読み解くのはとっても難しいかもしれませんが、
私、この作品はむしろ、左半分にいる農夫などを作品として昇華する(美しい風景画を描いているので)という意味かと思いました。つまりクールベの絵画人生におけるモチーフの象徴たちかと。


捉え方によっては、冷たい絵にも温かい絵にも感じられますねぇ☆


と、イマイチ作品紹介がまとまらなかったので(笑)
もうちょっと調べてからまた追記書くかもです

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☆ニコラ・プッサン作「自画像」(1649-1650年)
allegory5.jpg



芸術の寓意をこめた作品で、一番描かれるモチーフが「芸術の女神」。
この作品は、自画像というタイトルもあるので、何枚かの絵の前にいる画家のセルフポートレートと一瞬思いますが、おじさまの向かって左後ろにこんな↓人が描いてあります

allegory6.jpg

この女性の冠、ひとつの「眼」を持っています。冠に眼があるって、ただの女性像とは思えませんよね。ということで、これは「視覚」を意味しているという解釈がもてます。視覚=芸術の寓意ということです。
さらに、この女性を包むように対面から手が伸びてきていますね。これは誰でしょうか。プッサンが寓意を抱こうとしているのでしょうか。


ちなみに、画家の右に書かれている文字は「レザンドレーの画家ニコラ・プッサン、56歳、ローマにて、聖記念の年1650年」


つまり、記念に描かれた自画像ですが、
絵筆を持たず何かを語ってくる自信に満ちた表情や、
寓意としての絵画をいれることから、相当な自負心を感じる作品です。

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芸術の絵シリーズ、
これまでは、芸術の中の「絵画」だけ紹介いたしましたが、芸術は絵画だけではありませんね☆
本日は「絵画」と「音楽」の作品です


☆フランソワ・ブーシェ作「音楽の寓意」(1764年)
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☆フランソワ・ブーシェ作「絵画の寓意」(1765年)
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空(雲)、女性、天使、というモチーフは共通に、音楽、絵画とわかるように区別して描かれています。そして、もうひとつ、「勝利」や「名声」を表す月桂冠も両方の絵に描かれていることで、それぞれの芸術に対する賞賛が強調されています
音楽の方は、愛と美の女神ヴィーナスの象徴物である「鳩」や「バラ(多分)」が描かれているので、より神聖さを持っている気がします



また、この作家さん、天使のみでも同テーマを描いています

☆フランソワ・ブーシェ作「音楽の寓意」(1752年)
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☆フランソワ・ブーシェ作「絵画の寓意」(1760年)
allegory10.jpg



年代を見てみると、この天使の作品の方が先に描かれていますね
音楽の方の天使達が楽しそうなのに対し、絵画の方はかなり真剣にデッサンをしているご様子。

よーく見ると、天使バージョンの絵画の寓意に描かれている石膏像と、
大人の女性バージョンの音楽の寓意に描かれている女性の顔がそっくりです


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☆アルテミジア・ジェンティレスキ作「絵画の女神としての自画像」(1630年代)
allegory11.jpg



髪を振り乱して一心に筆を持つ女性、この作品を描いた作家さんの自画像です。
「絵画の女神としての」というところで寓意性が強く感じられるのでご紹介いたしました。

女神っていうと、美しい裸(または半裸)の女性がにっこり、なんて絵が多いですがこの絵は全く違いますね。
作業中の女性の絵にタイトルを女神としただけのようにも思えます。
でもそれには理由があります。

当時は、女性差別が顕著で、彼女の作品も男である父親が描いたとされるほど。
そんな社会に対して、「私はここでたしかに絵を描いているのよ」と訴えかける作品に思えます。この作品に「女神としての」とタイトルづけすることで、彼女が作品を通して伝えたいそんな思いがより一層強調されているようですね



1つ気になることが。
彼女の胸元のネックレス、骸骨がくっついてます↓(一部拡大画像)
allegory12.jpg
骸骨は絵の中では「儚さや虚栄」「死」を意味しています。
彼女が見つめる先のモチーフを示しているのか、それとも彼女の心の内を示しているのか、、、

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☆アルフォンス・ミュシャ作「4芸術」(1898年)
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アール・ヌーボーの時代に活躍した画家、ミュシャの作品『4芸術(詩、ダンス、絵画、音楽)』。
女性の姿で、それぞれの意味を象徴している寓意ということでご紹介いたします。

4つの中で最も動きのある「ダンス」(右上)の曲線、とっても美しいです。
ほかの3ポーズは座っていますが、髪の毛やスカートの動きによって情感豊かに各々の動きが描かれています。

あんまりきれいな画像がなくて申し訳ないですが、クリックして拡大して、ぜひ細部までご堪能くださいv

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☆ジャン=オノレ・フラゴナール作「連作・芸術の寓意(詩・音楽・絵画・彫刻)」(1753年頃)



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芸術の寓意の作品は、ロココ時代の作家さんですと、ブーシェに続いて2人目になるフラゴナール。
(ブーシェの記事はこちら)それぞれの芸術を女性の女神に置き換えて示しています。

上2つの「詩」「音楽」は、ふわっとした衣、散らばるバラがなんとも甘美な雰囲気。また、ラッパ(名声の意味)や竪琴(太陽神アポロンの象徴物)があったり、鳩が戯れていたり(旋律の調和の意味)することから、神聖な女性像ということが伝わってきます。
「絵画」「彫刻」は、象徴物というよりは、アトリエの内部をそのまま雲の上にしただけという感じです。作家さんが画家ですから、理想化して描けなかったかも知れませんね。
特に「絵画」は、衣も地面に落ち、モチーフである少女の像も下を向いてしまっています。地味な印象を受ける反面、それだけの絵画に対する真摯な姿勢も感じ取れますね



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☆シャルル=アルフォンス・デュフレノワ作「絵画の寓意」(1650年)
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芸術の絵7回目、あんまり有名ではありませんが色彩がきれいだなぁと思った作家さんの作品のご紹介。
上を指す天使を描く絵画の寓意としての女性。
月桂樹の葉っぱを持ち、足元には弓矢があることから、この天使は、二つの象徴物の持ち主アポロンを指差しているのではないかと思います。
また、バイオリンやリュートがあったり、彫刻が置かれていたりすることから、芸術全般の寓意にも捉えられます。

加えて、女性の足元には子供の天使達がいます。左端の天使、書物を指差しています
(拡大図↓)
allegory20.jpg
よーーーーく観察した結果「Leonardo Da Vinci(レオナルド ダ ヴィンチ)」のRを指差しているようです。(まぁダヴィンチを指しているということでしょうが。。。)
なぜかはわかりませんが、、、、



それにしても、天使の纏っている衣の青色が本当に美しいですね。それに加えて女性の赤い衣との対比も素敵です。

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