一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
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絵画的に色々な幅がありそうなりんごの絵をご紹介してまいります。

☆カラヴァッジョ作「果物籠」(1596 - 1597年)
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この作品ではりんごと同時に様々なみずみずしい果物たちが描かれています。
併せて、虫に食われたような葉っぱや朽ちている葉もあったり。
少しだけ籠がテーブルからはみ出しているので、この果物籠がこちらにでてきているかのような錯覚をも起こさせます。
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☆フアン・サンチェス・コターン作「死んだ鳥と果物と野菜のある静物」(1602年)
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死んだ鳥が10羽も描かれている静物画。糸でぶら下がっているのがりんごですね☆
実は厳密にいうと静物画ではなくて、ボデゴン(=厨房画)というジャンルの絵。台所絵画とも呼ばれます。

つまり、死んだ鳥は狩猟してこれから食べるものであり、他の野菜や果物もまた然り。
台所から連想される絵画ってことです(。。。よね?)
(※ちなみに菜食主義だったコターンは、鳥を食べなかったようですが。。。)

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後ろの漆黒の背景から浮かび上がるように配置されたものたち。
画面から、人の気配(描き手の気配も)が感じられないように思います。

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りんごは身近な果物であったため、
身近な風景を描く印象派の画家たちも好んで描いたモチーフです。
今回はモネを2作品

☆クロード・モネ作「リンゴの入った籠」
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☆クロード・モネ作「リンゴと葡萄のある静物」(1880年)
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モネの紡ぎだす色彩の饗宴で、りんごに生命が宿っているようです。
と言いたいところなのですが、画像が悪くてわかりづらいですね。。。
申し訳ありません(>_<)


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☆ピエール=オーギュスト・ルノワール作「りんご売り」(1890年)
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左に籠いっぱいに入ったりんごを売りに来た少女、
3人の親子(と犬)がその少女の言葉に耳を傾けつつ、林檎をみつめています。
服装が左の少女だけ差別化して描かれているので、身分の違いははっきりとわかりますが、
りんごを介して、この4人が調和しています。



☆ピエール=オーギュスト・ルノワール作「ジャン・ルノワールと一緒のガブリエルと少女」(1895-1896年)
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ガブリエルは黒髪の女性で、ジャン・ルノアールは、ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男で、一番右に描かれた幼子です。
一瞬このガブリエルが奥さんに見えますが、ルノワール家の家事手伝いに来ていた妻の従姉妹にあたるそう。
りんごのような頬、ガブリエルの服、机など、暖色系の温かい色でまとめられているため、
こちらも温かい気持ちになりますね。

  。。。余談ですが、ジャン・ルノアールは後に映画監督になったそうです。

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カミーユ・ピサロ作「りんご採り」(1886年)
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棒でつついてりんごを落とし、それを採っているという場面でしょう
手前にいる女性は、りんごを食べているよう。
画中に描かれている3人の視線は交わることもなく、
黙々と目の前の作業を行っています。
優しい筆使いと、光を内包するかのような色彩で、見ていると心休まる1枚。

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りんごの絵、と言われれば、おそらくこれが一番有名じゃないかという作品のご紹介。
前回印象派の画家さんの紹介でしたし、流れもばっちりです(笑)
「りんごの絵で、近代絵画に革命を起こした」その人、ポール・セザンヌ(後期印象派)です

☆ポール・セザンヌ作「りんごとオレンジのある静物」(1895-1900年)
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☆ポール・セザンヌ作「リンゴの籠のある静物」(1890-1894年)
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「りんごの絵でパリを驚かせたい」と語っていたといわれるセザンヌ。
その言葉どおり、パリどころか、世界中が驚き、その後の近代絵画に大変な影響を与えました。
これまでの静物画とこの作品との違いは、私レベルでは、まだ語れないと思われます(汗)

まぁ、ざっくりと、この絵の技法について解説するのなら、こんな感じかな ↓
「通常絵画においては、作家(鑑賞者)からの視点1点のみですが、上述の作品は、モチーフであるリンゴが、複数の視点を持って描かれています。複数の視点を持つ絵を1枚の作品としてまとめるために、画面の再構築(りんごの配置、布等の活用)が細密に行われ、堅牢な画面作りがされている、まさに革命的な作品」
この再構築の作業と、セザンヌの提唱した理論を純粋に追随した画家がピカソなどのキュビズムだと思います。


、、、と、どんどんと技法的なことが続いてしまいますが、
このブログ、絵画にまつわる物語を楽しみたいと思っておりますので、以下こんなお話を。


★セザンヌがリンゴをモチーフとして選ぶ理由
 (※上述の作品以外にもセザンヌはりんごを頻繁に描いています)
≪セザンヌは、後に自然主義文学の作家として大成するエミール・ゾラと幼なじみ。ゾラは、いじめられっこ。それをいつもセザンヌがかばっていたのですが、あるとき、ゾラをかばったために、今度はセザンヌが少年たちに殴られるという事件が起きる。これに心を痛めたゾラは、次の日、大きなカゴにいっぱいのリンゴを、セザンヌに贈る。セザンヌにとって、りんごは友情の証なのだ。≫

後々、この記憶こそが執拗にりんごを描く理由であると、本人が言っていたそう。




話は変わりますが、こんな作品も。

☆モーリス・ドニ作「セザンヌ礼賛」(1900-1901年)
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真ん中のイーゼルにセザンヌのりんごの絵が架けられ、その周りを画家たちが取り囲んでいる様子です。一番左はオディオ・ルドン、隣はゴーギャン。そしてその他大勢(はしょってスイマセン。。。)。
後期印象派、ナビ派、象徴主義などなどの画家さんが一同に集まっていることで、
この絵では、狭義の意味での礼賛を讃えているのではなく、
近代絵画全体における発展への寄与に対する、広義の意味の礼賛が込められている、ということが見てとれます。



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サブカテゴリ :印象派・後期印象派・新印象派寓意画静物画

りんごという手軽なモチーフを用いて、絵画的実験を行ったセザンヌ

セザンヌがいなければキュビズムはなかった、と語る近代絵画の巨匠ピカソ。
彼に憧れてか、ピカソもモチーフにリンゴを選び、セザンヌの理論をさらに発展させていきます。


以下、年代は全て1909年だと思います

☆pomme(りんご)
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☆pomme(りんご)
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☆pomme(りんご)※立体作品
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☆ タイトルが読めませんでした。。。すいません
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どうでしょうか、これがキュビズムといわれる、複数の視点からみたものを平面上に再構成する、という手法によって描かれたりんご達です。なめらかなリンゴの肌を、面として捉え、その面ごと配置していますね
よくこんなこと考えますよね、、、、すごいっ




ちなみにピカソさん、もうちょっと写実よりのリンゴの絵も残しております。

☆「水差しとりんごのある静物」(1919年)
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生涯に渡ってあらゆる絵画的研究をし続けたピカソ。
りんごひとつとっても色々な表現方法を持つ彼は、本当にすばらしいなぁと思いますv







もっと知りたいピカソ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたいピカソ 生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
(2006/01)
松田 健児
ピカソが描く、平和の象徴を美しいクリスタルフォトフレームにセットした ■ピカソクリスタル時計付フォトフレーム 「平和」ピカソが描く、平和の象徴を美しいクリスタルフォトフレームにセットした ■ピカソクリスタル時計付フォトフレーム 「平和」
《名画》パブロ ピカソ 花束を持つ手《名画》パブロ ピカソ 花束を持つ手
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サブカテゴリ :表現主義・シュルレアリズム・キュビズム静物画

古典主義印象派キュビズム、と 
時代を追って、「りんご」という単純なモチーフの表現方法を追うという趣旨に(いつのまにか)なっているりんごの絵シリーズ、ここまできたらこの作家さんも紹介しないわけにはいきません

シュルレアリスムという表現主義の画家、ルネ・マグリット。
青いリンゴを数多く描いた作家さんです。

まずは、作品をどうぞ。

☆ルネ・マグリット作「盗聴の部屋」(1958年)
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☆ルネ・マグリット作「美しい世界」(1962年)
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☆ルネ・マグリット作「これはリンゴではない」(1964年)
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印象派にしろ、ピカソにしろ、
これまで紹介してきた作家さんは、「りんご」の造形、明暗、存在感、色彩など、
「目の前にりんごがある」という事実を描いてきた、といえると思います。

対してマグリットさんの作品。
上述3作品どれも、りんごを細密に描いておりますが、
絵から感じ取るのは、りんごの存在感や美しさではなく、
絵の中に流れる、不思議な空間と時間です。


マグリットは、「目の前にある現実」が内在している、
物理的ではなく精神的な重力のようなものを表現したかったように思います。

「これはりんごじゃない」というタイトルのついた作品は、
まず、「目の前にある現実」を疑え という問いかけがあり

「盗聴の部屋」では、りんごと部屋というモチーフを描きながら、
そのモチーフ自体を見るのではなく、この描かれている空間の緊迫性を感じることが出来ます。



うーーーん、なんだかこの記事を書いていて、私も混乱してまいりました 笑

ですが、マグリットの作品は、日常を見る目の角度を少し変えれば、
意外にもわかりやすい絵画のような気もします。


あ、ちなみになぜマグリットはリンゴというモチーフを選んだかはわかりません(汗)
グダグダですいません、、、






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