一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

メインカテゴリ:スポンサー広告

7月ということで(もう終わりますが、、、)
夏らしいお題「浜辺の絵」シリーズをご紹介させていただきたいと思います☆

浜辺の絵と考えてまず思い浮かぶのがコレ↓


☆ジョルジュ・スーラ「グランカンの干潮」

beach1.jpg


点描法という、パレット上で色を混ぜ合わさないで、絵の具のチューブからでた原色を点々と置いていくという手法で、非常に有名なスーラ。
この作品自体はスーラの代表作というわけではありませんが、
POLA美術館が所蔵しており、私も現物を見たことがあったため印象深い作品です。


点描法の作品の醍醐味といえば、とにかく発色のキレイさ!(と思います)

この作品においても、夏のまばゆい海辺の風景を
大胆な点描で描ききっております。
ただし、緻密に計算された構図によって、色を使いながらもとても静かな作品に仕上がっていますね☆

ちなみに、発色を美しく魅せるためか、
額部分も補色で描いています

※補色とは「赤の反対色は緑」「青の反対色はオレンジ」というような、色相関で間逆の色で、
補色同士を隣に並べることでお互いの色味を引き立たせあうといわれています。
緑色の葉っぱに赤の花が鮮やかに見えるように、自然界でもみつけることができる組み合わせの色です


スポンサーサイト

メインカテゴリ:浜辺の絵

浜辺の絵2つめはサージェントの作品

☆ジョン・シンガーサージェント「カンカルの牡蠣採集」(1877年)

beach2.jpg

カンカルとはフランスの地名で牡蠣の産地だそう。
この作品も題名にあるとおり牡蠣を採りにきた人々が描かれているようです。

サージェントは素早い筆致が特徴で、
この作品においても、緻密な描写性ではなく、動きのある筆つかいが見てとれますね☆

強い日差し、浜辺の湿度、人々の話し声が聞こえてくるような
日常のスナップショットのような作品です。


メインカテゴリ:浜辺の絵

今回はアメリカの女流作家さんの作品をご紹介☆

☆Anna Althea Hills「1921年、ラグナビーチ、海のそばで」

beach3.jpg

アンナ・ヒルと発音するのでしょうか。
1882年生まれのアメリカの女流風景画家さんです

目の前に大きく垂れる木と対照的に、背後に広がる美しい空と海がとても印象的。
軽やかな筆使いと女性らしい美しい色彩がマッチしていて、
とても幻想的な浜辺の光景に見えます!



メインカテゴリ:浜辺の絵

19世紀後半に活躍したオランダの画家、ヨゼフ・イスラエル。
「落穂拾い」で有名なミレーのような静謐な敬虔な風景画や室内画などを残しています。

☆ヨゼフ・イスラエル「海のこどもたち」(1872年)

beach4.jpg

子ども達が小さな船で遊んでいる様子が描かれています。

ワイドな横長の画面に水平線、波、浜辺が直線で画面を突き抜けており、
子どもたちの動きもまるで時間が止まったかのように固まっているため、
主題の割りにとても静かな印象を受けます。
静かな波の音が聞こえてきそうですね☆



またこの作家さん、海で「待つ」というポーズを好んで描いていたようです。
画質が悪いですが2枚ご紹介しておきます

☆ヨゼフ・イスラエル「待つ」

beach6.jpg


☆ヨゼフ・イスラエル「Anxiously Waiting」

beach5.jpg
(題名は「身を案じて待っている」というような意味です)



メインカテゴリ:浜辺の絵

前回「浜辺で待つ女性」をアップしたので、
今回は同様のモチーフをギリシャ神話からご紹介。

☆ハーバード・ドレイパー作「アルキュオネ」(1915年)

beach7.jpg

この絵は、悲しい夫婦のギリシャ神話が元となっています。
以下お話のご紹介↓



●●アルキュオネとケユクスは大変仲の良い夫婦でしたが、ケユクスは航海に出て、嵐に遭い、海で死んでしまう。
そうとは知らず毎日夫の無事を祈り続けるアルキュオネ。その姿を不憫に思った女神ヘラ(家庭の女神)は、夫の死を夢で彼女に伝えます。失意のアルキュオネが海岸に行くと、海に1体の死体が漂っていました。アルキュオネはそれが夫であると悟り、夫のもとに行こうとしていつの間にか鳥になり、そして夫のもとに飛んで行くとケユクスもまた鳥になった。
2人をかわいそうに思った神々によって、鳥(カワセミ)に変えられたのであり、二人は鳥となった後も仲睦まじく暮らしました。

なお、アルキュオネー父アイオロス(風神)の計らいによって、カワセミが冬、海上で巣作りをする7日間だけ風を閉じ込めて海が荒れないようにしているといわれています。●●



以上がアルキュオネのお話です。

ドレイパーの絵では、海辺で夫の帰りを待っているアルキュオネの姿と、
その姿を心配そうに見つめる海のニンフ(妖精)たちが描かれています。

アルキュオネの頭上にはカワセミ2羽も描かれ、この物語の結末を暗示していますね。

メインカテゴリ:浜辺の絵

☆ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ作「貧しき漁夫」(1881年)

beach8.jpg

日本ではすごく有名!というわけではありませんが、フランスを代表する象徴主義の画家シャヴァンヌ。
同時代の画家と一線を画す、淡い色調と単純化された装飾的な画面が特徴です。

貧しき漁夫はこれといった何かのお話を描いたというわけではないようですが、
瞑想しているかのような男性の表情、
奥にはその男性の妻と子どもでしょうか、花を摘む女性と、静かに横たわる赤ちゃんの姿も描かれています。

観ているこちらも息を潜めてしまいそうな静謐なこちらの作品は
さながら聖家族を描いたような印象さえ受けます。

。。。浜辺の絵、、ですよね?もしかして川かな?漁夫だから海?。。。笑


もうひとつシャヴァンヌを。

☆ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ作「海辺の娘たち」(1879年)

beach9.jpg


メインカテゴリ:浜辺の絵

前回ご紹介した作家が象徴主義の方でしたので、
今回は、同じ時代にもうひとつ大きなムーブメントを起こしていた印象主義(印象派)の浜辺の絵をご紹介。
ということで、ミスター印象派・モネの作品を。

☆クロード・モネ作「トゥルーヴィルの海岸」(1870年)

beach10.jpg

フランスのノルマンディー地方のトゥルーヴィルという町?の海岸の様子を描いた作品。
青空、エメラルドグリーンの海、白い砂浜、そして散歩する人々が、心地よいタッチで描かれ、
観ていると、自分もこの海岸を散歩しているような気分になる楽しい作品ですね☆
階段下に強めに落とされた影が、日差しの強さを物語っています。


メインカテゴリ:浜辺の絵

浜辺の絵、象徴主義→印象主義の次は
写実主義の画家さんのご紹介にしてみます☆

☆ギュスターヴ・クールベ作「ノルマンディーの海岸」(1872- 75)

beach11.jpg


徹底した写実スタイルを通したクールベ。
この海辺の作品には、砂浜、岩(崖)、舟、海、空などが淡々と描かれていますが、
圧倒的な存在感を放っています。
なんというか、生生しい感じとでもいいましょうか。

個人的にクールベはそんなに大好きな作家ではありませんが、
こうやって改めてみると、やっぱりすごいなぁとため息が。。。


メインカテゴリ:浜辺の絵

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。