一定期間ひとつのテーマに沿った絵を1日1枚からアップしていきます。絵について、思いつくまま、感じるままに綴ってまいります。
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星座シリーズのご紹介が終わりましたので、
次は「天使の絵」をカテゴリーして紹介いたします☆
(リクエストいただきありがとうございます ^^)

このサイトでいう天使とは「翼が描かれた天使っぽい人」を指します。(曖昧。。。)
例えばギリシャ神話ではエロス(クピド)は愛欲の神様ですが、
天使カテゴリーでご紹介いたします。

また、多分量が沢山あるので、天使カテゴリーをさらに細かくカテゴリー分けして、
徐々にご紹介させていただこうと思います。


*************


始めは、キリスト教絵画(=宗教画)に登場する天使のご紹介。

宗教絵画で描かれる天使といってまず私が思い浮かぶのが
受胎告知の場面。

受胎告知とは
処女マリアに天使のガブリエルが降り、
マリアが聖霊によってイエスを身ごもることを告げ、
またマリアがそれを受け入れることを告げる出来事。

天使ガブリエルは、キリスト教においてミカエル、ラファエルと共に三大天使の一人と考えられています。


☆レオナルド・ダ・ヴィンチ作「受胎告知」(1472年~1475年位)
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万物の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた受胎告知のシーン。
彼の実質デビュー作といわれ、まだ20歳前後の時に描いた作品。

通常受胎告知の場面では、マリアは書物(イザヤ書ともいわれます)を読んでいます。

こちらの作品でも庭で読書していたマリアのもとへ
突然舞い降りてきた天使とお告げに少し驚いている様子。


☆部分拡大
angel2.jpg
この作品でもみられるように、受胎告知のシーンでは
天使はかなりの確立で百合(または百合の紋章のはいったもの)を持っています。
百合は聖母の純潔を示す象徴物(アトリビュート)です。
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☆フラ・アンジェリコ作「受胎告知」(1440年代前半)
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フラ・アンジェリコ(=天使のような僧)という愛称で呼ばれる画家さんが描いた受胎告知。
アトリビュート(象徴物)や、光の演出などが見られないシンプルな画面の中に、
色鮮やかに美しく描かれた天使の姿がパッと映えます。
ちなみに聖書には、受胎告知が行われた場所への言及がないので、
室内や回廊など、作家さんによって色々な場所で描かれます。

★天使の部分拡大
angel4.jpg




フラ・アンジェリコは、受胎告知を得意のモチーフとしていたようで
10点ほどが現存しています。

☆フラ・アンジェリコ「受胎告知」
angel5.jpg





☆フラ・アンジェリコ「受胎告知」(1433~1434年)
angel6.jpg
天使の部分拡大
angel7.jpg


マリアと天使ガブリエルの間には、金色の文字で
「精霊があなたのもに現れた」
「お言葉のままに」という感じの内容の言葉が描かれています。



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☆ヤン・ファン・エイク作「受胎告知」(1434~1436年)
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数ある受胎告知の絵画の中でも、天使の衣装の豪華さなら、これが私の中では一番!なファン・エイクの作品。
受胎告知のシーンを示す、書物をの前のマリア、百合が画面にあるとともに、
マリアの左上には鳩が舞い降りてきています。
鳩も、受胎告知の場面ではよく描かれるのですが、
これは、精霊(によって身ごもること)を意味しています。


angel9.jpg

angel10.jpg
ともあれこの作品の見所は、この圧巻な細部の描写。
天使ガブリエルの持つ杓も美しく丁寧に描かれています。
また、2人の台詞も金色の文字で描かれています。
(告知の言葉と、それに応じる言葉)
実際の作品の大きさが約90cm×34cmということを考えると、
どれだけ密度の高い絵か、この画像からでもうかがいしれますね



ファン・エイクの作品をもう一枚。

☆ヤン・ファン・エイク作「ティッセンの受胎告知」(1437年)
angel11.jpg


まるで彫刻がそこにあるかのように描かれた騙し絵風絵画。
当時、騙し絵のような作風が流行していたそう。


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☆パオロ・ディ・マティス作「受胎告知」(1712年)
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神々しい演出が美しい、受胎告知の作品。
天使ガブリエルが百合の花を持ち、右手で天上を指差しながら
マリアに神の子が宿ったと告げています。

精霊の象徴である鳩が光り輝いていますね。

あと、これまでご紹介した作品もそうですが、
聖母マリアは圧倒的に青い衣(と赤い服)をまとっていることが多いです。
これは聖母を表す色で、理由は諸説あるようですが、
当時、青い絵の具は、ラプスラズリという高価な顔料をもとにして作られた特別な色でしたので、
そういう色を纏わせることで、聖母の神聖さを滲み出していたと考えられます。
(ラピスラズリから作られるウルトラマリンブルーはフェルメールの作品でも多用されおり、
フェルメールの作品解説にはよく登場する色です)

。。。スーパーマンも青と赤ですし、超人的な存在を表すのに
目立つ色かもしれないですね


また、この作品では、顔から羽が生えている天使も描かれています。

人間の姿をした天使よりも位の高い天使は、
人間離れした姿で描かれる場合があるそう。
つまり天使ガブリエルよりも位の高い天使たちです。
名前はセラフィムかケルビムか、、、どっちかだと思います。

※このあたりは知識不足につき只今勉強中 笑


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☆フィリップ・ド・シャンパーニュ作「受胎告知」(1644年)
angel13.jpg


なんとなくパオロ・ディ・マティスの受胎告知に雰囲気が似ている作品。
でもこちらの方が50年以上も先に描かれていますね。

今まで紹介してきた作品のガブリエルは跪いている姿が多かったですが、
こちらは浮いたまま話しています。

聖母マリアも人間らしい驚いた表情。

浮いたまま話す超人的な天使と、人間らしいマリアの対比がおもしろい作品だなぁと思います。

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☆エル・グレゴ作「受胎告知」(1600年位)
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マニエリスム様式の画家で、受胎告知のシーンを数枚描いているエル・グレゴ。
誇張して描かれた人体表現や、独特のタッチによって、
受胎告知という神秘的で威厳のある場面が見事に描かれています。


☆エル・グレゴ作「受胎告知」(1570年位)
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☆エル・グレゴ作「受胎告知」(1610年位)
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☆ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ作「受胎告知」(1724~1725年)
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このブログにやっとご紹介できました、
個人的にすごく好きな作家、ティエポロの作品。

ロココ特有の軽快な筆さばきで描かれた天使が
空からふわり舞い降りていますが、マリアはそちらを見ていません。
でも何かに驚いていますね。
受胎告知はマリアの幻視のうちの出来事と描きたかったのでしょうか。


もう一枚

☆ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ作「受胎告知」(1765~1770年頃)
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☆カルロ・ドルチ作「受胎告知<天使>」(1655年位)
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2対で受胎告知の<天使>と<聖母>が描かれた作品。
伏せ目がち、マリアに敬意を払って告げている姿がとても美しいですね。


こちらがもう一方のマリアの作品。

☆カルロ・ドルチ作「受胎告知<聖母>」(1655年位)
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